ラジエーターコアガード不要?必要?
みなさん、バイクにラジエーターコアガードって付けていますか?
私は現在付けておりませんし、いままでも付けたことがないです。
バイク歴は10年8台のバイクを所有(空冷バイクが2台)しましたが、一度もないんです(-_-;)
ただ、Z900RSにモトコルセのチタン製ラジエーターコアガードがとてもとても恰好が良くて、付けたいなーと思ったのですが性能面で見ると果たしてどうなのか?と気になり色々と考えてみました。
ラジエーターコアガードのメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
また、そもそもどういった名目で売られているのか?ですね。
※オフロードバイク・アドベンチャーバイクは除く
あれはロードバイクのコアガードより頑丈であったり形状が違うと思うので、別枠で考えています。オフロードに関しては無知です(-_-;)
ラジエーターコアガードの用途は?
ラジエーターとは水冷エンジンの冷却のためにあるパーツです。エンジンの生命線ですね。とっても大事なパーツです。油冷エンジンや空冷エンジンについているのはオイルクーラーですね。空冷には後付けパーツでオイルクーラーを付けているバイクがあります。CB1100なんかは純正で最初からオイルクーラーが付いています。
(CB1100のオイルクーラー)綺麗な空冷エンジンですね~
それを保護しよう!というパーツがラジエーターコアガードです。
よく言われるのがラジエーターを小石などの飛び石から守るパーツと言われています。
ではメリット・デメリットを考えてみましょう。
ラジエーターコアガードのメリット
・ビジュアルが良くなる。
アルミのメッシュパターンを装着するので、キラキラとゴージャスになります。
前述のモトコルセのチタンガードはさらにゴージャスですね。
・高速走行時に小石や虫からラジエーターを守る。
高速走行をしていると虫や小石が飛んできますよね。ラジエーターの隙間に虫や小石がつまるのを防ぐのと同時にラジエーターのフィン(ギザギザしたところ)の損傷を防ぐと言われています。
・ラジエーターに物をぶつけたりしたときに守る。
あまりないかと思いますが、ふいに何かをぶつけてしまったときガードがあるほうが守ってくれます。
よく言われるのが上記のメリットですね。
さて次はデメリットを見てみましょう。デメリットあるのかな?
ラジエーターコアガードのデメリット
・冷却効率が落ちると言われている。
ラジエーターは放熱してエンジンを冷やすパーツです。それを覆うように物がついていたらどうなるか?いくらメッシュパターンになっているとはいえ障害はゼロではないはずですよね?
やはり一般ユーザーの声で、ラジエーターコアガードを付けたら以前より水温が上がった、ファンがすぐ回るようになった。との声が散見されます。
悪影響を及ぼすほどではないと思います。
・パーツが高額
薄いアルミのメッシュプレートで1万円超えます。私が思うに高いです。
こちらのヨシムラで2万円ですからね~

ヨシムラ(YOSHIMURA) ラジエターコアプロテクター ステンレス(SUS304) ブラック Oxide(オキサイド) Z900RS/CAFE(18) 454-290-0B00
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・武骨さが失われる(笑)
これは個人的意見になりますが、洗練されすぎてすこし武骨さがスポイルされてしまうかなと思います(笑)いや、でもモトコルセの奴はかなり欲しいですけどね!
MOTO CORSE モトコルセ/ラジエーターコアガード チタニウム プロテクションスクリーン ZX10R
これはZX-10R用ですが、やっぱゴージャスだなぁ....かっこいい。
これなら性能とかガード関係なく外観のためでも問題ない....お値段は二倍(笑)
実際どうなのか?
実際のところどうなのでしょうか?
たしかに、小石があたればラジエーターフィンが詰まったり、凹むことはあるそうです。虫は洗車すれば取れますよね。
これは車での高速走行中の話ですが、走行車線にいたダンプが巻き上げた大きめの石がフロントガラスに衝突しガラスにヒビが入ったことがあります。
ガラスにヒビをいれるくらいのスピードと大きさの石がカウルやFフォークの間をすり抜けてぶつかればラジエーターの大きな損傷につながるかもしれません。
この間、高速走行で小石がタンクにあたって傷がついちゃいました( ;∀;)
傷部分を塗ってみた。
— NOBU@Z900RS (@NobuchanRS) 2019年5月17日
何度か塗ってコンパウンドすれば分からなそう!#Z900RS pic.twitter.com/5tFmHvuqqb
でもこの程度の傷なんです。これがラジエーターにあたっても性能低下にはつながらないでしょう。きれいなままでいたい!という人には良いかもしれません。
けど、そうするとコアガードは消耗品ということになってしまいますね....
では、レースの世界ではどうなんでしょうか?
8耐などの耐久レースではトラブル防止のためにメッシュの網を張るそうです。同じマシンで長距離・長時間走りますから当然ですよね。
通常のレースであればそこまで気にしないようです。
隅から隅まで調べたわけではなく、レース経験者の方などのお話しをベースに書いておりますので、異論がある方はぜひ教えてください!
加賀山選手のカタナ (ヤングマシンさんからの参考画像)
こちらのレース車両を見るとコアガードは付けていませんね。スタート前の写真なのでこのままでしょう。
ただ、別の見方をすれば長く愛車として乗るバイクですから耐久レースほど過酷ではないにしろ色々な天候・場所・スピードで走るわけですからトラブル防止という観点で見るといいかもしれません。
まとめ
結論から言うと、コアガードは必須ではない。
という結論に達しました。
※オフロードバイク・アドベンチャーバイクは除く
あれはロードバイクのコアガードより頑丈であったり形状が違うと思うので、別枠で考えています。オフロードに関しては無知です(-_-;)
大きな損傷でなければラジエーターは傷がついても問題ないかと思います。そんな簡単に性能が落ちるようであればメーカー側が対策しますよね?
しかも、大きな衝撃であればコアガードの薄いプレートじゃ守り切れません。
所有者の自由。ドレスアップや自己満足に近いパーツではないでしょうか?
とはいえ、カッコイイのでオススメではありますよ!モトコルセのどうしようかな...
高価なパーツですので、本当に必要かどうか。メリット・デメリットを参考にしていただき考えてみてください。
ありがとうございました。